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迷惑メール・フィッシングメール

「ご注文商品の持ち戻りについて」は迷惑メール?Amazonを名乗る再配達メールを調査

※本記事には広告・PRが含まれています。

Amazonを名乗る「ご注文商品の持ち戻りについて」という再配達迷惑メールの検証

「ご注文商品の持ち戻りについて」という件名のメールが届きました。

メール本文にはAmazon.co.jpのロゴがあり、「ご不在のため返送予定の荷物について」として、再配達日時を指定するよう案内されています。

Amazonでよく買い物をしている人なら、「何か注文していたかな?」「留守の間に配達が来たのかな?」と気になってしまいますよね。

しかし、このメールを詳しく確認すると、差出人の表示名が「Apple」なのに、本文はAmazonの配送案内になっています。

さらに、画面上で確認できる送信元は「gaxsh@gaxsh.jldzdt168.com」で、用途の分からない添付ファイルも付いていました。

そこで今回は、実際に届いた「ご注文商品の持ち戻りについて」というメールをもとに、送信元・再配達の案内・注文番号・添付ファイルなどを確認してみました。

  1. 「ご注文商品の持ち戻りについて」というメールが届いた
  2. 差出人は「Apple」なのに本文はAmazon
  3. 「不在のため荷物を届けられなかった」と再配達へ誘導
  4. 本当にAmazonの荷物が持ち戻りになっているか確認する方法
  5. 「再配達日時を指定する」ボタンは押していません
  6. メールには2つの添付ファイルも付いていた
  7. 本物らしく見せるための要素がいくつもある
  8. 今回のメールで特に気になった5つのポイント
    1. 1.表示名が「Apple」なのに本文はAmazon
    2. 2.送信元に「jldzdt168.com」が使われている
    3. 3.「再配達日時を指定する」ボタンへ誘導
    4. 4.具体的な注文番号が書かれている
    5. 5.用途の分からない添付ファイルがある
  9. 同じメールが届いたらどうすればいい?
    1. 「再配達日時を指定する」を押さない
    2. Amazonの注文履歴を確認する
    3. Amazonのメッセージセンターも確認する
    4. 添付ファイルを開かない
    5. ログイン情報やカード情報を入力しない
  10. 「お届け予定日:本日|配送情報はこちら」という類似メールも届いた
    1. 実際に届いた「お届け予定日:本日|配送情報はこちら」のメール
    2. 先ほどのメールとは件名や送信元が異なる
    3. 今回のメールにも2つの添付ファイルがある
    4. 件名が違ってもメールから再配達手続きをしない
  11. まとめ|Amazonの再配達メールは注文履歴から確認しよう

「ご注文商品の持ち戻りについて」というメールが届いた

まず、実際に届いたメールがこちらです。

Amazonを名乗る「ご注文商品の持ち戻りについて」という再配達メール

メールを受信したのは2026年9月23日12時58分です。

件名は、

ご注文商品の持ち戻りについて

となっています。

本文にはAmazon.co.jpのロゴがあり、その下には、

「ご不在のため返送予定の荷物について」

という案内があります。

さらに「注文済み」「発送済み」「ご不在・持ち戻り」「配達済み」という配送状況を表すような表示もあり、一見するとAmazonから届いた配送通知のようにも見えます。

項目 メールで確認できた内容
件名 ご注文商品の持ち戻りについて
表示名 Apple
送信元 gaxsh@gaxsh.jldzdt168.com
内容 不在で配達できなかった荷物の再配達案内
注文番号 503-1679098-2111772
誘導 「再配達日時を指定する」ボタン
添付ファイル 2個

差出人は「Apple」なのに本文はAmazon

今回のメールで最初に気になったのが、差出人の表示です。

メール画面のFrom欄を見ると、表示名は、

Apple

となっています。

ところが、メール本文に表示されているのはAmazon.co.jpです。

差出人の表示名が「Apple」である一方、メール本文はAmazonの配送案内になっており、表示内容に不自然な食い違いがあります。

さらに、実際の送信元として画面に表示されているメールアドレスは、

gaxsh@gaxsh.jldzdt168.com

です。

ただし、メールの表示名や送信元表示だけでメールの真偽を100%判断するのではなく、本文の内容やAmazonアカウント上の注文状況なども合わせて確認することが大切です。

「不在のため荷物を届けられなかった」と再配達へ誘導

メール本文には、次のような内容が書かれています。

「お客様がご不在であったため、ご注文の商品をお届けできませんでした。荷物は最寄りの配送営業所にて保管しております。」

さらに、保管期間内に再配達の手続きをしない場合は商品を差出人へ返送するとして、再配達日時を指定するよう促しています。

その直後には、

注文番号:503-1679098-2111772

と具体的な注文番号まで表示されています。

そして、黄色い、

「再配達日時を指定する」

というボタンが設置されています。

具体的な注文番号まで書かれていると本物らしく感じますが、メールに番号が書かれていることだけで、自分が実際に注文した商品だと確認できるわけではありません。

本当にAmazonの荷物が持ち戻りになっているか確認する方法

このようなメールが届いたときに重要なのは、メール内の「再配達日時を指定する」ボタンを押して確認しないことです。

Amazonで本当に注文した商品があるのか気になる場合は、普段利用しているAmazonの公式サイトや公式アプリを自分で開き、注文履歴から確認しましょう。

注文履歴に該当する商品があれば、そこから現在の配送状況を確認できます。

メールに書かれている注文番号と、自分のAmazonアカウントに実際に存在する注文を照合する方法もあります。

また、Amazonから届いた連絡かどうか気になる場合は、Amazonアカウントのメッセージセンターも確認してみましょう。

メール内のリンクからAmazonへ移動するのではなく、普段利用しているAmazon公式サイトや公式アプリを自分で開いて確認するのがポイントです。

「再配達しないと返送されてしまう」と焦ってメール内のボタンを押すのではなく、メールとは別にAmazonへアクセスして確認するようにしましょう。

「再配達日時を指定する」ボタンは押していません

今回のメールでは、再配達の手続きとして黄色い「再配達日時を指定する」というボタンが設置されています。

この記事では安全面を考え、このボタンを押してリンク先を確認していません。

不審なメールの場合、リンク先がAmazonに似せて作られた偽サイトになっている可能性があります。

Amazon側でも、フィッシングによってAmazonに似せたサイトへ誘導され、ログイン情報や支払い情報などを入力させられるケースについて注意を呼びかけています。

Amazon Pay公式「インターネット詐欺とフィッシング詐欺」

そのため、メールが本物か確認する目的であっても、不審なボタンやリンクをわざわざ開く必要はありません。

メールには2つの添付ファイルも付いていた

さらにメールの一番下を確認すると、2つの添付ファイルがありました。

実際の画面がこちらです。

Amazonを名乗る再配達メールに添付された2つのファイル

スクリーンショットから確認できるファイル名は、

  • logo.jpg
  • Amazon.co.jp.npl

の2つです。

「logo.jpg」は、スクリーンショット上でAmazon.co.jpのロゴ画像として表示されています。

一方、もう1つは「Amazon.co.jp.npl」というファイル名です。

今回の記事では、この「Amazon.co.jp.npl」を開いたりダウンロードしたりしていません。

ファイル名に「Amazon.co.jp」と入っているからといって、安全なファイルだと判断することはできません。

不審なメールに添付されている用途の分からないファイルは、メールの真偽を確認するために開く必要はありません。

本物らしく見せるための要素がいくつもある

今回のメールには、本物のAmazonから届いたメールのように見せる要素がいくつもあります。

例えば、

  • Amazon.co.jpのロゴ
  • 「注文履歴」「アカウントサービス」「再購入」というメニュー
  • 配送状況を表すような進捗表示
  • 具体的な注文番号
  • Amazon.co.jpの著作権表記
  • Amazon.co.jpプライバシー規約への表示

などです。

しかし、ロゴや会社名、著作権表記などがメール内に表示されていること自体は、送信元がAmazonであることの証明にはなりません。

今回の場合は、それらの本物らしい表示がある一方で、差出人表示が「Apple」であることや、送信元として「gaxsh@gaxsh.jldzdt168.com」が表示されていること、不明な添付ファイルがあることなども確認できます。

今回のメールで特に気になった5つのポイント

1.表示名が「Apple」なのに本文はAmazon

今回もっとも分かりやすい違和感のひとつです。

差出人欄には「Apple」と表示されている一方、メール本文はAmazonの再配達案内になっており、表示内容に不自然な食い違いがあります。

2.送信元に「jldzdt168.com」が使われている

メール画面から確認できる送信元は、

gaxsh@gaxsh.jldzdt168.com

です。

本文にAmazon.co.jpと大きく表示されていても、それだけでAmazonから送られたメールだと判断せず、送信元やAmazonアカウント上の情報も確認しておきたいところです。

3.「再配達日時を指定する」ボタンへ誘導

メールでは「このままでは商品が返送される」と説明したうえで、再配達手続きを促しています。

本当にAmazonで注文している商品がある場合でも、メール内のボタンを利用せず、Amazon公式サイトや公式アプリから配送状況を確認できます。

4.具体的な注文番号が書かれている

メールには「503-1679098-2111772」という具体的な注文番号があります。

具体的な数字があると本物らしく感じますが、その番号が自分の注文履歴に実際に存在するかどうかは別に確認する必要があります。

5.用途の分からない添付ファイルがある

今回のメールには「logo.jpg」と「Amazon.co.jp.npl」の2つの添付ファイルがあります。

特に「Amazon.co.jp.npl」については、今回の記事では中身を確認していません。

不審なメールに付いている用途不明の添付ファイルは、開かないようにしましょう。

同じメールが届いたらどうすればいい?

「再配達日時を指定する」を押さない

まず、メール内の「再配達日時を指定する」ボタンから手続きを進めないようにします。

本当に再配達が必要なのか確認したい場合は、Amazon公式サイトや公式アプリを自分で開きましょう。

Amazonの注文履歴を確認する

Amazonへ直接ログインし、自分の注文履歴に該当する注文が存在するか確認します。

注文履歴に該当商品がなければ、メールに表示された注文番号だけを見て手続きを進めないようにしましょう。

Amazonのメッセージセンターも確認する

Amazonから送られた連絡なのか確認したい場合は、Amazonアカウントのメッセージセンターも確認してみましょう。

ここでも重要なのは、届いたメール内のリンクから移動するのではなく、Amazon公式サイトや公式アプリを自分で開くことです。

添付ファイルを開かない

今回のメールには2つの添付ファイルがあります。

特に用途の分からないファイルについては、メールが本物か確認するために開いたりダウンロードしたりする必要はありません。

ログイン情報やカード情報を入力しない

万が一、メール内のリンクを開いてしまった場合でも、AmazonのログインIDやパスワード、クレジットカード情報などを入力しないようにしましょう。

Amazonを装ったフィッシングでは、本物に似せたサイトでログイン情報や支払い情報を入力させる手口があります。

「お届け予定日:本日|配送情報はこちら」という類似メールも届いた

その後、Amazonを名乗る別パターンのメールも届きました。

今回の件名は、

「お届け予定日:本日|配送情報はこちら」

となっています。

先ほど紹介した「ご注文商品の持ち戻りについて」とは件名や送信元などが異なりますが、不在で荷物を届けられなかったとして再配達の手続きへ誘導するという流れはよく似ています。

実際に届いた「お届け予定日:本日|配送情報はこちら」のメール

実際に届いたメールがこちらです。

Amazonを名乗る「お届け予定日:本日|配送情報はこちら」という再配達メール

このメールを受信したのは2026年9月22日13時53分です。

差出人の表示名は「Amazon」となっていますが、画面上で確認できる送信元メールアドレスは、

zlqvj@zlqvj.junda-china.com

です。

本文にはAmazon.co.jpのロゴが表示され、

「ご不在のためお届けできませんでした」

と書かれています。

さらに、「注文済み」「発送済み」「ご不在・持ち戻り」「配達済み」という配送状況を表すような表示もあります。

メールには、

注文番号:503-4689614-9131316

と具体的な番号も記載され、その下には黄色い「再配達のお手続きへ」というボタンが設置されています。

先ほどのメールとは件名や送信元が異なる

2通を比較すると、次のような違いがあります。

確認項目 「ご注文商品の持ち戻りについて」 今回の類似メール
件名 ご注文商品の持ち戻りについて お届け予定日:本日|配送情報はこちら
表示名 Apple Amazon
送信元 gaxsh@gaxsh.jldzdt168.com zlqvj@zlqvj.junda-china.com
注文番号 503-1679098-2111772 503-4689614-9131316
ボタン 再配達日時を指定する 再配達のお手続きへ
添付ファイル 2個 2個

件名・差出人表示・送信元・注文番号・ボタンの文言などは変わっています。

一方で、どちらもAmazonの配送通知のようなデザインを使い、「不在・持ち戻り」を理由に再配達手続きへ誘導するという点は共通しています。

このように、似た内容のメールでも件名や送信元などが変更されて届く場合があるため、件名だけで判断しないことも大切です。

今回のメールにも2つの添付ファイルがある

今回のメールを下まで確認すると、こちらにも2つの添付ファイルがありました。

Amazonを名乗る再配達メールに添付された不明なファイル

スクリーンショットから確認できるファイル名は、

  • logo.jpg
  • dwqXQEq.pnbym

です。

「logo.jpg」はスクリーンショット上でAmazon.co.jpのロゴ画像として表示されています。

もう1つは、スクリーンショット上では「dwqXQEq.pnbym」と読めるファイルが添付されています。

今回も、このファイルを開いたりダウンロードしたりして中身を確認していません。

メールの真偽を確かめるために、用途の分からない添付ファイルを開く必要はありません。

件名が違ってもメールから再配達手続きをしない

今回のように「お届け予定日:本日」と書かれていると、「今日届く荷物があったかも」と気になってしまうかもしれません。

しかし、本当にAmazonで注文した商品があるのか確認したい場合は、メール内の「再配達のお手続きへ」というボタンから確認する必要はありません。

普段利用しているAmazon公式サイトや公式アプリを自分で開き、注文履歴やメッセージセンターから確認しましょう。

今回確認した2通のように、件名や送信元、注文番号などが違っていても、似たデザインや文面で再配達手続きへ誘導するメールが届く場合があります。

まとめ|Amazonの再配達メールは注文履歴から確認しよう

今回は「ご注文商品の持ち戻りについて」という件名で届いた、Amazonを名乗るメールについて確認しました。

実際のメールから確認できた内容は次のとおりです。

  • 件名は「ご注文商品の持ち戻りについて」
  • 差出人の表示名は「Apple」
  • 送信元としてgaxsh@gaxsh.jldzdt168.comが表示されている
  • 本文はAmazon.co.jpを装った再配達案内
  • 「ご不在・持ち戻り」と表示されている
  • 注文番号503-1679098-2111772が記載されている
  • 「再配達日時を指定する」ボタンへ誘導している
  • 「logo.jpg」と「Amazon.co.jp.npl」の2つの添付ファイルがある

特に、差出人表示は「Apple」なのに本文はAmazonという点は、今回のメールで分かりやすい違和感のひとつです。

さらに、用途の分からない添付ファイルや、再配達手続きへ誘導するボタンも確認できます。

本当にAmazonで注文した荷物があるのか気になった場合は、メール内のボタンや添付ファイルから確認する必要はありません。

Amazon公式サイトや公式アプリを自分で開き、注文履歴やメッセージセンターから確認するようにしましょう。

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