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「税務署からのお知らせがあります」は迷惑メール?89,100円の還付金メールを調査

「税務署からのお知らせがあります」というe-Taxを名乗る89,100円の還付金迷惑メール

「税務署からのお知らせがあります」という件名のメールが届きました。

送信者名には「【e-Tax メッセージボックス】」と表示され、本文には国税庁やe-Taxの文字もあります。

さらに「青色申告特別控除の還付金について」として、還付予定額89,100円と表示されていました。

89,100円が戻ってくると言われれば、「本当に税金の還付があるのかな?」と気になってしまいますよね。

しかし、画面上で確認できる送信元はschedule@schedule.yobmt.comです。さらにAndroid版e-Taxアプリのインストールへ誘導するボタンや、用途の分からない添付ファイルも付いていました。

そこで今回は、実際に届いたメールをもとに、送信元・89,100円という還付予定額・Androidアプリへの誘導・添付ファイルなどを国税庁・e-Taxの公式情報と比較して調べてみました。

  1. 「税務署からのお知らせがあります」というメールが届いた
  2. 本物の「税務署からのお知らせ」の送信元を確認
  3. 「89,100円の還付金が確定」という内容は本当?
  4. 本当の還付金はe-Taxの「マイページ」から確認できる
  5. 「アプリをダウンロードして受取手続」というボタンにも注意
  6. 本物のe-Taxメールと今回のメールを比較
  7. 「pVOXHvqX.flxdl」という不明な添付ファイルも付いていた
  8. 国税庁も還付金を使った不審メールに注意喚起
  9. 今回のメールで特に気になった5つのポイント
    1. 1.送信元が「yobmt.com」
    2. 2.89,100円という具体的な還付金額
    3. 3.Android版アプリのダウンロードへ誘導
    4. 4.「税務署からのお知らせ」なのに添付ファイルがある
    5. 5.国税庁の住所など本物らしい情報も記載
  10. 同じメールが届いたらどうすればいい?
    1. メールの「アプリをダウンロードして受取手続」を押さない
    2. 添付ファイルを開かない
    3. 本当に還付金があるかe-Taxから直接確認する
  11. 「【至急】還付手続き・通知書のご確認をお願いいたします」という類似メールも届いた
    1. 今回の送信元は「status@mx.nnjnboshi.com」
    2. 今度は「還付予定額87,400円」と表示されている
    3. 今回もAndroid版e-Taxアプリの利用へ誘導
    4. 89,100円版と87,400円版を比較
  12. まとめ|89,100円の還付金はメールではなくe-Taxから直接確認しよう

「税務署からのお知らせがあります」というメールが届いた

まず、実際に届いたメールがこちらです。

「税務署からのお知らせがあります」というe-Taxを名乗る還付金メール

メールを受信したのは2026年9月23日11時55分です。

表示名は、

【e-Tax メッセージボックス】

となっています。

しかし、画面上で確認できる送信元メールアドレスは、

schedule@schedule.yobmt.com

でした。

メール本文には国税庁やe-Taxを思わせるデザインが使われ、「青色申告特別控除の還付金について」という案内があります。

項目 メールに表示された内容
件名 税務署からのお知らせがあります
表示名 【e-Tax メッセージボックス】
送信元 schedule@schedule.yobmt.com
内容 青色申告特別控除の還付金について
還付予定額 89,100円
受付日時 2026年9月23日
受取手続の完了期日 令和8年10月25日
誘導内容 Android版e-Taxアプリのインストール

国税庁やe-Taxの名称だけでなく、具体的な還付金額や期限まで書かれているため、一見すると公的な案内のようにも見えます。

本物の「税務署からのお知らせ」の送信元を確認

まず確認したいのが、送信元メールアドレスです。

今回届いたメールでは、

schedule@schedule.yobmt.com

と表示されています。

一方、e-Tax公式では、「税務署からのお知らせ」等のメールについて、送信元を次のように案内しています。

e-Tax(国税電子申告・納税システム)<info@e-tax.nta.go.jp>

今回のメールに表示されている「yobmt.com」は、この公式の送信元とは一致していません。

e-Tax公式「『税務署からのお知らせ』等のメールが届いた方へ」

ただし、送信元メールアドレス自体が偽装される場合もあります。

そのため、「info@e-tax.nta.go.jpと表示されているから必ず本物」と逆に判断するのではなく、メールの内容や添付ファイルの有無、e-Tax公式サービス上の情報なども合わせて確認することが大切です。

「89,100円の還付金が確定」という内容は本当?

今回のメールで特に目を引くのが、

還付予定額 89,100円

という表示です。

本文には、

「令和7年度分の所得税について、青色申告特別控除の適用に伴う還付金が確定いたしました。」

と書かれています。

なお、「令和7年度分の所得税について」という表現は、今回届いたメールに実際に記載されている文章をそのまま紹介しています。

e-Taxを名乗るメールの89,100円の還付金とアプリダウンロード案内

具体的な89,100円という金額まで書かれていると、「以前の確定申告で払いすぎた税金が戻ってくるのかな?」と思ってしまうかもしれません。

しかし、メールに具体的な金額が書かれていることと、本当に自分へその金額が還付されることは別です。

本当に還付申告をしていて処理状況を確認したい場合は、メールに表示されたボタンを利用する必要はありません。

e-Taxへ自分でログインして確認できます。

本当の還付金はe-Taxの「マイページ」から確認できる

e-Tax公式では、還付申告・申請を行った人で一定の条件を満たす場合、還付金の処理状況をe-Taxから確認できると案内しています。

確認する場合は、e-Taxホームページなどからe-Taxソフト(WEB版)へログインし、

  1. 「マイページ」を開く
  2. 「還付・納税関係」を選ぶ
  3. 「還付金処理状況を確認する」を選ぶ

という流れで確認できます。

e-Tax公式「還付金処理状況確認について」

つまり、89,100円という数字が本当に自分の還付金なのか気になった場合でも、今回届いたメールのボタンから確認する必要はありません。

ブラウザからe-Tax公式サイトを自分で開き、ログインして確認できます。

「アプリをダウンロードして受取手続」というボタンにも注意

今回のメールでは、還付金を受け取るためとしてAndroid版e-Taxアプリのインストールへ誘導しています。

本文には、

「Android版 e-Tax アプリがインストールされていない場合は、下記のボタンよりインストールし、お手続きください。」

と書かれています。

そして、その下には大きな、

「アプリをダウンロードして受取手続」

というボタンがあります。

今回の記事では、安全面を考えてこのボタンを押していません。

e-Taxの公式情報では、還付金の処理状況について、e-Taxホームページ等からログインして「マイページ」の「還付・納税関係」から確認する方法が案内されています。

そのため、本当に還付金があるのか確認したい場合でも、今回届いたメールのボタンを経由する必要はありません。

本物のe-Taxメールと今回のメールを比較

ここまで確認した内容を簡単に比較してみます。

確認項目 e-Tax公式の案内 今回届いたメール
送信元 info@e-tax.nta.go.jp schedule@schedule.yobmt.com
還付金の確認 e-Taxへログインして確認 アプリのダウンロードへ誘導
添付ファイル 「税務署からのお知らせ」メールには添付しない 添付ファイルあり
本文内URL 原則として記載しない ボタンから外部操作へ誘導

特に今回、重要な違いとして確認しておきたいのが添付ファイルの有無です。

「pVOXHvqX.flxdl」という不明な添付ファイルも付いていた

メールの一番下まで確認すると、添付ファイルが1個付いていました。

実際の画面がこちらです。

e-Taxを名乗るメールに添付された不明なファイル

スクリーンショット上では、ファイル名は「pVOXHvqX.flxdl」と読めます。

少なくともファイル名だけでは、何のためのファイルなのか分かりにくい名称です。

この点について、e-Tax公式は非常に明確に案内しています。

e-Taxの「税務署からのお知らせ」メールにファイルを添付することはなく、添付ファイルが付いている場合はe-Taxから送信したものではないとしています。

e-Tax公式「不審なメールにご注意ください」

今回届いたメールには、スクリーンショット上で「pVOXHvqX.flxdl」と読める添付ファイルがあります。

今回の記事では、このファイルを開いたりダウンロードしたりしていません。

メールの真偽を確かめるために、不明な添付ファイルを開く必要はありません。

国税庁も還付金を使った不審メールに注意喚起

国税庁では、国税庁や税務署などをかたった不審なメールについて注意を呼びかけています。

実際に確認されている事例として、還付金の振込先などの入力を求めるメールから、国税庁ホームページになりすました偽サイトへ誘導するケースも紹介されています。

また、e-Taxから送付されるメールを模した文面から偽サイトへ誘導する事例についても注意喚起しています。

国税庁「不審なメールや電話にご注意ください」

国税庁やe-Taxのロゴが表示されているからといって、それだけで正規のメールだと判断しないことが重要です。

今回のメールで特に気になった5つのポイント

1.送信元が「yobmt.com」

今回のメールに表示されている送信元はschedule@schedule.yobmt.comです。

e-Tax公式が「税務署からのお知らせ」等の送信元として案内している「info@e-tax.nta.go.jp」とは一致していません。

2.89,100円という具体的な還付金額

メールには「還付予定額89,100円」と具体的な金額が表示されています。

金額が具体的だからといって、それだけで自分の本当の還付金だと判断することはできません。

3.Android版アプリのダウンロードへ誘導

メールでは、89,100円を受け取る手続きとしてAndroid版e-Taxアプリのインストールを促しています。

本当に還付申告をしている場合は、メールのボタンからではなく、e-Tax公式サイトへ自分でアクセスして還付金処理状況を確認できます。

4.「税務署からのお知らせ」なのに添付ファイルがある

今回のメールには、用途の分からない添付ファイルがあります。

一方、e-Tax公式は「税務署からのお知らせ」メールにファイルを添付することはなく、添付ファイルがある場合はe-Taxから送信したものではないと案内しています。

今回のメールを確認するうえで、特に重要な相違点です。

5.国税庁の住所など本物らしい情報も記載

メール下部には「国税庁」と書かれ、東京都千代田区霞が関の住所なども記載されています。

実在する組織名や住所などが書かれていたとしても、それだけでメールの送信元がその組織だと確認できるわけではありません。

メールの見た目だけではなく、送信元や公式サイト上の情報と照合することが大切です。

同じメールが届いたらどうすればいい?

メールの「アプリをダウンロードして受取手続」を押さない

89,100円の還付金が気になったとしても、今回届いたメール内のボタンを利用する必要はありません。

e-Tax公式サイトを自分で開いて確認しましょう。

添付ファイルを開かない

今回のメールには、用途の分からない添付ファイルがあります。

e-Tax公式では、「税務署からのお知らせ」メールにファイルを添付することはないと明確に案内しています。

中身を確認するためにファイルを開いたり、ダウンロードしたりしないようにしましょう。

本当に還付金があるかe-Taxから直接確認する

還付申告をした覚えがあり、還付金の処理状況が気になる場合は、メールからではなくe-Tax公式サイトへ直接アクセスします。

e-Taxソフト(WEB版)へログインした後、「マイページ」→「還付・納税関係」→「還付金処理状況を確認する」から確認できます。

「【至急】還付手続き・通知書のご確認をお願いいたします」という類似メールも届いた

その後、国税庁・e-Taxを名乗る別パターンのメールも届きました。

今回の件名は、

「【至急】還付手続き・通知書のご確認をお願いいたします」

となっています。

前に届いた89,100円のメールとは件名や送信元、還付金額などが異なりますが、還付金があるとしてAndroid版e-Taxアプリの利用へ誘導する流れはよく似ています。

今回の送信元は「status@mx.nnjnboshi.com」

実際に届いたメールがこちらです。

国税庁 還付金情報窓口を名乗るメール

表示名は、

国税庁 還付金情報窓口

となっています。

しかし、画面上で確認できる送信元メールアドレスは、

status@mx.nnjnboshi.com

でした。

この記事の前半で紹介した89,100円版の「schedule@schedule.yobmt.com」とも異なるメールアドレスです。

また、受信画面には「このメールはなりすましメールの可能性があります」という警告も表示されていました。

メールサービス側の警告だけで真偽を判断するのではなく、送信元や本文の内容、公式情報なども合わせて確認することが大切です。

今度は「還付予定額87,400円」と表示されている

今回のメールには、

還付予定額 87,400円

と表示されています。

還付予定額87,400円と表示されたメール

前に届いたメールでは89,100円でしたが、今回は87,400円です。

さらに、メール内には受取手続の完了期日として、

令和8年9月28日

と表示されています。

ところが、本文を読み進めると、

「令和8年10月20日までに必ずお手続きをお願いいたします」

という別の日付も記載されています。

同じメールの中で手続き期限として異なる日付が表示されている点も、確認しておきたいポイントです。

今回もAndroid版e-Taxアプリの利用へ誘導

今回のメールでも、還付金を受け取るためとしてAndroid版e-Taxアプリを利用するよう案内しています。

本文には、

「アプリをダウンロードして手続き」

というボタンが設置されています。

Android版e-Taxアプリのダウンロードへ誘導するメール

前に届いた89,100円版でも「アプリをダウンロードして受取手続」というボタンがありました。

件名や還付金額、送信元メールアドレスを変えながらも、Android版e-Taxアプリを使った手続きへ誘導するという共通点が確認できます。

本当に還付金があるか確認したい場合でも、このメール内のボタンを利用する必要はありません。

この記事の前半で紹介したとおり、自分でe-Tax公式サイトを開いてログインし、還付金の処理状況を確認できます。

89,100円版と87,400円版を比較

今回までに届いた2種類のメールを比較すると、次のようになります。

確認項目 最初のメール 今回の類似メール
件名 税務署からのお知らせがあります 【至急】還付手続き・通知書のご確認をお願いいたします
表示名 【e-Tax メッセージボックス】 国税庁 還付金情報窓口
送信元 schedule@schedule.yobmt.com status@mx.nnjnboshi.com
還付予定額 89,100円 87,400円
手続き期限 令和8年10月25日 令和8年9月28日と表示
本文には令和8年10月20日との記載もあり
誘導内容 Android版e-Taxアプリ Android版e-Taxアプリ

このように、件名・送信元・還付金額などは変わっていますが、還付金を提示してAndroid版e-Taxアプリを使った手続きへ誘導するという点は共通しています。

同じようなメールが届いた場合も、メール内のボタンから手続きを進めず、自分でe-Tax公式サイトへアクセスして確認するようにしましょう。

まとめ|89,100円の還付金はメールではなくe-Taxから直接確認しよう

今回は「税務署からのお知らせがあります」という件名で届いた、国税庁・e-Taxを名乗るメールについて調べました。

実際のメールから確認できた内容は次のとおりです。

  • 表示名は「【e-Tax メッセージボックス】」
  • 送信元はschedule@schedule.yobmt.com
  • 「青色申告特別控除の還付金について」と表示
  • 還付予定額は89,100円
  • 受取手続の完了期日は令和8年10月25日
  • Android版e-Taxアプリのインストールへ誘導
  • 「アプリをダウンロードして受取手続」というボタンがある
  • スクリーンショット上で「pVOXHvqX.flxdl」と読める添付ファイルがある

一方、e-Tax公式では「税務署からのお知らせ」等のメールについて、送信元を「info@e-tax.nta.go.jp」と案内しています。

さらに重要なのが、e-Tax公式が「税務署からのお知らせ」メールにファイルを添付することはなく、添付ファイルがある場合はe-Taxから送信したものではないと案内している点です。

今回届いたメールには実際に添付ファイルが確認できます。

本当に還付申告をしていて89,100円という金額が気になった場合でも、メール内のボタンや添付ファイルを利用する必要はありません。

e-Tax公式サイトへ自分でアクセスし、「マイページ」の「還付・納税関係」から還付金の処理状況を確認するようにしましょう。

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