「NTTドコモのd払いはサイバー攻撃を受けたの?」「d払いで不正利用が発生したって本当?」「個人情報やクレジットカード情報は漏えいしていない?」と心配している方もいるのではないでしょうか。
スマートフォンで手軽に支払いができるd払いですが、決済サービスへのサイバー攻撃や不正利用のニュースを目にすると、自分のアカウントが安全なのか気になりますよね。
実際に、2026年9月18日には、d払いがマルウェア感染による不正利用被害について公式に注意喚起しています。
また、2025年1月2日にはドコモの一部サービスがDDoS攻撃を受け、同じ日にd払いの決済障害も発生しました。
ただし、ドコモはこのd払いの決済障害について、DDoS攻撃の影響ではないと説明しています。
さらに、2020年にはドコモ口座を悪用した銀行預金の不正出金事件も発生しました。
この記事では、ドコモのd払いに関するサイバー攻撃、不正利用、情報漏えい、過去のシステム障害を公式資料に基づいて調査します。
あわせて、不正利用された場合の補償制度や、スマートフォンで設定できる安全対策についても解説します。
※情報確認日:2026年10月22日。各事案の発生日時と公式発表の内容を区別して記載しています。
- NTTドコモのd払いはサイバー攻撃を受けた?結論から解説
- 2026年9月18日|d払いがマルウェアによる不正利用を公式発表
- 2025年1月2日|ドコモへのDDoS攻撃とd払いの障害
- 2020年のドコモ口座不正出金事件とは?d払いとの関係
- 2026年に発生したd払いのシステム障害を調査
- d払いの個人情報やクレジットカード情報は漏えいした?
- d払いで不正利用された場合は全額補償される?
- d払いを安全に利用するためのセキュリティ対策
- 2026年4月にはd払いの送金詐欺にも注意喚起
- d払いで身に覚えのない決済があった場合の対処法
- d払いのサイバー攻撃・情報漏えいに関するよくある質問
- まとめ|d払いのサイバー攻撃・不正利用・情報漏えいを整理
- 参考資料・公式情報
NTTドコモのd払いはサイバー攻撃を受けた?結論から解説
結論からいうと、ドコモの関連サービスでは実際にDDoS攻撃が発生しており、d払いでもマルウェアに感染したスマートフォンを介した不正利用が確認されています。
ただし、ドコモへのDDoS攻撃、d払いの不正利用、システム障害、情報漏えいは、それぞれ区別して考える必要があります。
今回確認した公式資料では、d払いの決済システム自体が大規模な不正侵入を受け、利用者の個人情報が大量流出したとする発表は確認できませんでした。
| 調査項目 | 確認結果 |
|---|---|
| ドコモへのDDoS攻撃 | 2025年1月2日に発生 |
| 同日のd払い決済障害 | 発生。ただしDDoS攻撃の影響ではないと公式発表 |
| d払いのマルウェアによる不正利用 | 2026年9月18日に公式注意喚起 |
| ドコモ口座の不正出金 | 2020年9月に発生 |
| d払い利用者の大量情報漏えい | 今回確認した公式資料では公表を確認できず |
| 2026年のシステム障害 | 複数の事案を確認 |
| 不正利用の補償制度 | 条件を満たす場合は原則全額補償 |
特に2026年のマルウェアによる不正利用は、d払いを利用している方が知っておきたい事案です。
まずは、この不正利用の仕組みから確認していきましょう。
2026年9月18日|d払いがマルウェアによる不正利用を公式発表
2026年9月18日、d払いは「マルウェア感染による不正利用被害へのご注意と対策のお願い」というお知らせを公開しました。
公式発表によると、不正なアプリのインストールを誘導するWebサイトなどを通じて、利用者のスマートフォンがマルウェアに感染する被害が発生しています。
そして、悪意のある第三者が、マルウェアに感染したスマートフォンを介してd払いアプリなどで不正な商品購入を行う事例が確認されています。
出典:d払い公式|マルウェア感染による不正利用被害へのご注意と対策のお願い(2026年9月18日)
不正利用はどのように発生する?
今回の公式注意喚起では、利用者が不正なアプリをインストールしてしまうことが、被害につながる可能性があると説明されています。
確認されている不正アプリの中には、インストール時に次のような権限を要求するものがあります。
- VPN接続の許可
- デバイスのフルコントロール
- アクセシビリティサービスの利用許可
これらの権限は、正規のアプリでも利用されることがあります。
しかし、不審なアプリに強い操作権限を与えると、第三者にスマートフォンを悪用される危険性があります。
今回の事案では、マルウェアに感染した端末を介したd払いアプリなどでの不正購入が確認されています。
そのため、知らないWebサイトやSMSなどから案内されたアプリを安易にインストールしないことが重要です。
不正利用の被害件数や被害総額は?
2026年9月18日のd払い公式発表には、今回のマルウェアによる不正利用について、具体的な被害件数や被害総額は記載されていません。
したがって、被害が何件発生したのか、総額がいくらなのかを現時点で断定することはできません。
一方、公式発表で第三者による不正購入が確認されていることは重要です。
被害件数が公表されていないからといって、不正利用が発生していないわけではありません。
マルウェア感染はd払いのシステムへの侵入と同じ?
今回の事案は、利用者のスマートフォンがマルウェアに感染し、その端末を介して不正購入が行われたという内容です。
そのため、d払いの中央システムやデータベースに第三者が侵入したと確認された事件とは区別する必要があります。
また、この発表だけで、利用者全体の個人情報やクレジットカード情報が大量流出したと判断することもできません。
2025年1月2日|ドコモへのDDoS攻撃とd払いの障害
2025年1月2日、NTTドコモの一部サービスがDDoS攻撃の影響で利用しづらくなる事象が発生しました。
ドコモの公式発表によると、午前5時27分ごろからgooサービスなどにアクセスしづらい状況が発生しました。
原因は、DDoS攻撃によるネットワーク輻輳(ふくそう)と説明されています。
DDoS攻撃とは、多数の端末などから大量の通信を送り、サービスを利用しづらくするサイバー攻撃です。
DDoS攻撃で影響を受けたサービス
ドコモが公表した主な影響サービスには、次のようなものがありました。
- gooサービス全般
- OCNトップページ
- dメニューニュース
- Leminoの検索機能
- d払いショッピングの検索機能
- GOLF me など
ここで注意したいのが、「d払いショッピングの検索機能」と「d払いの決済機能」は同じものではないという点です。
ドコモへのDDoS攻撃でd払いに関連するサービスの一部に影響が出たことは事実ですが、d払いの決済そのものが攻撃によって停止したと説明されているわけではありません。
同日に発生したd払いの決済障害はDDoS攻撃が原因?
2025年1月2日には、d払いの街のお店での決済が利用しづらくなる障害も発生しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生日 | 2025年1月2日 |
| 障害時間 | 午前10時50分ごろ~11時8分ごろ |
| 障害時間の長さ | 約18分間 |
| 影響サービス | d払い(街のお店) |
| DDoS攻撃との関係 | 攻撃の影響ではないとドコモが説明 |
ドコモは公式発表で、このd払い決済障害について、ドコモ設備へのDDoS攻撃の影響ではないと明言しています。
つまり、同じ日にサイバー攻撃とd払いの障害が発生していても、両者が同じ原因だったわけではありません。
出典:NTTドコモ|gooサービス及びドコモの一部サービスがご利用しづらい事象について(2025年1月2日)
2020年のドコモ口座不正出金事件とは?d払いとの関係
ドコモの決済サービスに関連する過去の大きな事件として、2020年9月の「ドコモ口座」不正出金問題があります。
この事件では、第三者が不正に取得した銀行口座番号やキャッシュカードの暗証番号などを悪用し、預金者名義のドコモ口座を開設・連携して銀行預金を不正にチャージする被害が発生しました。
金融庁も2020年9月8日付で、金融機関に対して注意喚起を行っています。
ドコモ口座の不正出金はどのような手口だった?
金融庁の資料では、次のような仕組みが説明されています。
- 悪意のある第三者が銀行口座番号や暗証番号などの情報を不正に入手する
- 預金者の名義でドコモ口座を開設する
- 銀行口座とドコモ口座を連携させる
- 銀行預金からドコモ口座へ不正にチャージする
この事件の特徴は、被害者自身がドコモ口座を利用していなくても、銀行口座が悪用される可能性があったことです。
出典:金融庁|スマホ決済等のサービスを利用した不正出金に関する注意喚起(PDF)
ドコモのサーバーが不正アクセスを受けた事件?
NTTドコモは2020年9月8日の公式発表で、ドコモ口座の不正利用について、不正に取得された銀行口座番号や暗証番号などが悪用されたものであり、ドコモのシステムに不正アクセスされて情報が取得されたものではないと説明しています。
つまり、ドコモ口座の不正出金事件を、ドコモのデータベースから大量の個人情報が盗まれた事件と説明するのは正確ではありません。
出典:NTTドコモ|一部銀行の口座情報を使用したドコモ口座の不正利用について
ドコモ口座と現在のd払いは同じ?
ドコモ口座は、ドコモが提供していた資金のチャージや送金などに関するサービスです。
現在のd払いは、店舗やネットショップでの支払い、d払い残高の利用、送金などに対応する決済サービスです。
両者はドコモの決済サービスという点で関連していますが、2020年のドコモ口座不正出金事件と、2026年のd払いマルウェア不正利用は別の事案です。
発生時期も手口も異なるため、混同しないことが重要です。
2026年に発生したd払いのシステム障害を調査
d払いでは、2026年にも複数のシステム障害や決済機能の不具合が公式に公表されています。
ここでは、利用者への影響が分かりやすい事案を中心に紹介します。
2026年2月19日|ネット決済の一部で障害
2026年2月19日午後3時3分ごろから午後3時37分ごろまで、docomoコンテンツ決済とd払い(ネットのお店)の一部加盟店で決済サービスが利用しづらくなる障害が発生しました。
障害時間は約34分間です。
影響サービスとして、Google Play、iTunesに関連するdocomoコンテンツ決済と、d払いのネット決済の一部加盟店が案内されています。
2026年5月30日|d払いタッチとネット決済で障害
2026年5月30日には、午前11時59分ごろから午後1時24分ごろまで、d払いタッチとd払い(ネットのお店)が利用しづらくなる障害が発生しました。
障害時間は約85分間です。
公式案内ではシステム影響による事象と説明されており、現在は復旧したとされています。
2026年6月25日|銀行口座からのチャージで障害
2026年6月25日には、一部の金融機関からd払い残高への銀行チャージが利用しづらくなる障害が発生しました。
公式案内では、外部事業者の影響によるものと説明されており、復旧が発表されています。
この事案は、d払いの店舗決済全体が停止したという内容ではありません。
2026年7月16日|クレジットカードを使った一部決済に影響
2026年7月16日には、外部事業者の影響により、クレジットカードを支払い方法に設定した一部のd払いサービスが利用しづらくなる事象が発生しました。
影響サービスには、d払い(街のお店)、d払い(ネットのお店)、d払いタッチ、d払い(バーチャルカード)が含まれます。
一方、電話料金合算払いやd払い残高を設定した決済は、通常どおり利用できたと案内されています。
2026年10月10日|d払い残高の送金機能で不具合
2026年10月10日には、d払い履歴からd払い残高を送金できない事象について、公式のお知らせが公開されました。
ただし、d払い履歴からの送金以外は利用できると案内されており、電話番号、d払い番号、QRコード、URLなどを利用する代替手段が紹介されています。
この記事の確認時点では、参照した公式案内に復旧完了の記載がないため、現在も障害が続いていると断定することは避けます。
システム障害が多いとサイバー攻撃の可能性が高い?
システム障害が複数回発生しているからといって、必ずしもサイバー攻撃を受けているとは限りません。
決済サービスでは、外部事業者のシステム、金融機関との接続、認証処理、決済システムなど、さまざまな部分に不具合が生じる可能性があります。
今回紹介した2026年の障害についても、公式発表にサイバー攻撃が原因と明記されていないものを、攻撃による障害と断定することはできません。
d払いの個人情報やクレジットカード情報は漏えいした?
サイバー攻撃や不正利用が発生したと聞くと、登録している個人情報やクレジットカード情報が漏えいしていないか心配になります。
今回確認したd払いの公式資料では、2026年9月のマルウェア不正利用事案に関連して、d払い利用者全体の個人情報や決済情報が大量流出したとする発表は確認できませんでした。
また、2025年1月のDDoS攻撃についても、サービスへのアクセスを妨害する攻撃であることが説明されており、それだけで個人情報が盗まれたことを意味するものではありません。
ただし、大規模な情報漏えいの公式発表が確認できないことと、個別の利用者がフィッシング詐欺やマルウェアで情報を盗まれる危険性がないことは別です。
実際に、d払いでは不正アプリや偽ログイン画面への注意喚起が行われています。
個人情報の漏えいを心配している場合は、決済履歴やdアカウントの認証設定も確認しておきましょう。
d払いで不正利用された場合は全額補償される?
d払いには、不正利用被害を受けた利用者のための補償制度があります。
公式サイトでは、第三者による不正利用と判断され、所定の条件を満たした場合、不正利用によって生じた損害額を原則全額補償すると案内されています。
ただし、すべての取引や被害が無条件で補償されるわけではありません。
補償を受けるための主な条件
公式の補償案内では、主に次のような対応が求められています。
- 不正利用に気づいたら直ちにd払い側へ申告する
- 警察にも相談する
- 求められた書類を、被害を知った日から30日以内に提出する
- 暗証番号の変更など、被害拡大防止の措置を行う
- 被害状況の調査に協力する
また、公式の補償条件では、申告日からさかのぼって90日より前の不正利用に起因する損害は、原則として補償できない場合に該当します。
そのため、身に覚えのない決済があった場合は、長期間放置しないことが重要です。
補償対象外になる場合もある
公式案内では、次のような場合に補償対象外となる可能性があります。
- 家族や同居人などによる利用に起因する損害
- 利用者本人の故意や重大な過失がある場合
- 被害状況について虚偽の申告があった場合
- 端末や認証情報の管理に問題があった場合
- 利用規約に違反していた場合
- ほかの金融機関などから同じ損害の補償を受けている場合
なお、公式規約では、特別な事情が認められた場合の例外的な補償についても定められています。
実際に補償を受けられるかどうかは、申告内容や調査結果によって判断されます。
d払いの不正利用に関する問い合わせ先
d払い公式サイトでは、不正利用に関する問い合わせ窓口として、次の電話番号を案内しています。
| 問い合わせ方法 | 連絡先 |
|---|---|
| ドコモの携帯電話から | #9785(無料) |
| 一般電話・他社携帯電話から | 0570-018-360(有料) |
| d払い全般の受付 | 午前10時~午後6時(年中無休) |
| d払い利用停止の受付 | ドコモ回線契約者は24時間受付 |
窓口や受付時間が変更される場合もあるため、問い合わせ前に公式ページを確認してください。
d払いを安全に利用するためのセキュリティ対策
d払いを安全に利用するためには、アプリのセキュリティ設定だけでなく、スマートフォン自体の管理も重要です。
2026年9月のマルウェア不正利用に関する公式注意喚起も踏まえ、確認しておきたい対策を紹介します。
① 「支払いのセキュリティ」をONにする
d払い公式サイトでは、不正利用を防ぐための対策として、アプリの「支払いのセキュリティ」をONにすることを案内しています。
この機能を利用すると、アプリ起動時に生体認証やパスコード入力を求めることができます。
設定方法は次のとおりです。
- d払いアプリを起動する
- 「アカウント」タブを開く
- 支払い項目にある「支払いのセキュリティ」を選択する
- 設定をONにする
設定画面はアプリのバージョンによって変更される場合があります。
② 不審なアプリをインストールしない
2026年の不正利用事案では、不正なアプリのインストールが被害につながる可能性があると説明されています。
アプリをインストールする際は、原則として公式アプリストアを利用しましょう。
特に、SMSやSNSの広告、見知らぬWebサイトなどから案内されたアプリには注意が必要です。
また、不審なアプリがVPN接続や端末のフルコントロール、アクセシビリティサービスの利用許可を求めてきた場合は、安易に許可しないようにしましょう。
③ dアカウントを狙うフィッシング詐欺にも注意する
マルウェアによる不正利用だけでなく、ドコモやd払いを装ったフィッシング詐欺にも注意が必要です。
2026年8月12日、ドコモはdアカウントの偽ログイン画面に誘導し、IDやパスワードなどを盗み取るフィッシング詐欺について注意喚起しました。
このような偽サイトに認証情報を入力してしまうと、第三者によるアカウントの不正利用や、金銭・ポイントなどの被害につながるおそれがあります。
SMSやメールに「アカウントの利用制限」「本人確認が必要」「不正利用を検知した」などと書かれていても、記載されたURLを安易に開かないようにしましょう。
ログインが必要な場合は、メール内のリンクではなく、公式アプリやブックマークした公式サイトからアクセスすることが重要です。
また、不審なサイトにIDやパスワードを入力してしまった場合は、速やかにdアカウントの認証情報を変更し、利用履歴を確認してください。
④ dアカウントのパスキー認証を活用する
d払いのネット決済では、対象となる加盟店でパスキー認証が利用されます。
パスキー認証は、従来のパスワードに代わる認証方式で、対応端末では指紋認証や顔認証などを利用できます。
パスワードを偽サイトへ入力してしまうリスクを減らす効果が期待できます。
ただし、パスキー認証だけでマルウェア感染や送金詐欺をすべて防げるわけではありません。
⑤ OSとd払いアプリを最新の状態にする
スマートフォンのOSやアプリは、セキュリティ上の問題を修正するために更新されることがあります。
更新通知が表示された場合は、内容を確認して適切にアップデートしましょう。
特に、古いバージョンのアプリを使い続けないことが大切です。
⑥ 決済履歴を定期的に確認する
d払いを利用した後は、決済履歴を確認する習慣をつけておくと、不審な取引に早く気づきやすくなります。
少額の決済であっても、身に覚えのない利用があれば放置しないようにしましょう。
また、d払い残高の送金履歴や銀行口座からのチャージ履歴についても、定期的に確認すると安心です。
2026年4月にはd払いの送金詐欺にも注意喚起
d払いでは、マルウェアによる不正利用とは別に、送金機能を悪用した詐欺にも注意が必要です。
2026年4月17日、d払いは送金機能などを悪用した詐欺について公式に注意喚起しました。
具体的には、SNSなどで「チケットを譲ります」「商品を販売します」と持ちかけ、代金をd払いで送金させた後に連絡が取れなくなる手口が紹介されています。
このような事案は、第三者が本人のアカウントを乗っ取って決済する不正利用とは異なります。
利用者が自分の意思で送金した場合でも、相手が詐欺師であれば被害に遭う可能性があります。
そのため、不正利用時の補償制度があるからといって、SNS上の個人間取引でだまし取られたお金も必ず補償されるわけではありません。
特に、商品を受け取る前の送金や、知らない相手への代金前払いには注意しましょう。
出典:d払い公式|送金機能などを悪用した詐欺にご注意ください(2026年4月17日)
d払いで身に覚えのない決済があった場合の対処法
万が一、d払いの利用履歴に身に覚えのない決済があった場合は、できるだけ早く対応することが重要です。
次の順番で確認しましょう。
- d払いアプリの利用履歴を確認する
- 決済日時、金額、利用先などを記録する
- 家族による利用や自分の過去の取引ではないか確認する
- 不審なアプリがないか確認し、必要に応じて削除する
- dアカウントの認証情報を見直し、必要に応じて変更する
- d払いの公式窓口に速やかに申告する
- 警察に相談する
- 補償申請に必要な書類や期限を確認する
スマートフォンのマルウェア感染が疑われる場合は、感染した可能性のある端末で重要なパスワードを変更する前に、信頼できる別の端末を利用することも検討しましょう。
また、クレジットカードや銀行口座に不審な取引がある場合は、カード会社や金融機関にも連絡してください。
被害に気づいた時点で早めに行動することが、被害拡大を防ぐために重要です。
d払いのサイバー攻撃・情報漏えいに関するよくある質問
Q. ドコモのd払いはサイバー攻撃を受けたことがありますか?
2025年1月2日には、ドコモの一部サービスがDDoS攻撃を受けています。
また、2026年9月には、マルウェアに感染した利用者のスマートフォンを介したd払いなどでの不正購入が確認されています。
ただし、これらをd払いの中央システムへの大規模侵入事件と同一視することはできません。
Q. 2025年1月のd払い障害はDDoS攻撃が原因ですか?
いいえ。ドコモは2025年1月2日に発生したd払いの決済障害について、ドコモ設備へのDDoS攻撃の影響ではないと公式に説明しています。
Q. d払いで個人情報が大量に漏えいしたのですか?
今回確認した公式資料では、d払い利用者全体の個人情報や決済情報が大量流出したとする公表は確認できませんでした。
ただし、個別の利用者がフィッシング詐欺やマルウェアによって被害に遭う可能性はあるため、注意が必要です。
Q. 2026年のマルウェアによる不正利用は何件発生しましたか?
2026年9月18日の公式発表には、具体的な被害件数や被害総額は記載されていません。
そのため、正確な件数や金額を断定することはできません。
Q. ドコモ口座の不正出金事件とd払いの不正利用は同じですか?
同じではありません。
2020年のドコモ口座事件は、不正に取得された銀行口座情報などを悪用して預金をチャージする手口でした。
2026年のd払いの注意喚起は、マルウェアに感染したスマートフォンを介した不正購入に関するものです。
Q. d払いで不正利用された場合は全額補償されますか?
第三者による不正利用と判断され、所定の条件を満たす場合には、原則として損害額の全額が補償されます。
ただし、補償対象外となる条件もあるため、公式規約を確認してください。
Q. d払いで最初に設定すべき安全対策は?
まずはd払いアプリの「支払いのセキュリティ」をONにすることをおすすめします。
あわせて、不審なアプリをインストールしないこと、OSを最新の状態に保つこと、dアカウントのパスキー認証を活用することも重要です。
まとめ|d払いのサイバー攻撃・不正利用・情報漏えいを整理
ドコモのd払いについて公式情報を調査した結果、実際に発生したサイバー攻撃や不正利用、システム障害には、それぞれ異なる特徴があることが分かりました。
今回の重要なポイントは次のとおりです。
- 2026年9月:マルウェアに感染したスマートフォンを介したd払いなどでの不正購入が確認された
- 2025年1月:ドコモの一部サービスがDDoS攻撃を受けた
- 同日のd払い障害:DDoS攻撃の影響ではないと公式に説明された
- 2020年9月:ドコモ口座を悪用した銀行預金の不正出金事件が発生した
- 2026年の障害:ネット決済、d払いタッチ、銀行チャージなどで複数の不具合が公表された
- 情報漏えい:今回確認した公式資料では、d払い利用者全体の大量情報流出を確認できなかった
- 補償制度:条件を満たす第三者による不正利用は原則全額補償
- 安全対策:支払いのセキュリティ、パスキー認証、不正アプリ対策、利用履歴の確認が重要
特に2026年のマルウェア不正利用は、d払いの利用者自身がスマートフォンの設定やアプリのインストールに注意する必要がある事案です。
サイバー攻撃や不正利用のニュースを見たときは、被害の対象がドコモのサービス全体なのか、d払いの決済機能なのか、それとも個々の利用者のスマートフォンなのかを区別して確認しましょう。
そして、身に覚えのない決済を見つけた場合は、早めにd払いの公式窓口へ相談することが大切です。

