2026年10月、宅配ピザチェーン「ピザハット」の日本国内向けオンライン注文サービスに関連するシステムが、第三者による不正アクセスを受けたことが明らかになりました。
報道によると、最大約448万件の利用者情報が流出した可能性があります。
ピザハットを利用したことがある方の中には、「自分の個人情報も漏れているの?」「クレジットカードは大丈夫?」「勝手にピザを注文されることはない?」と不安を感じている方もいるでしょう。
日本ピザハットは2026年10月23日、公式サイトで不正アクセスと一部情報の漏えいを公表しました。公式発表では、メールアドレスや電話番号だけでなく、セッションログイントークンなども漏えいが確認された情報として挙げられています。
この記事では、2026年10月24日時点の公式発表と報道をもとに、事件の概要、漏えいした情報、利用者への影響、今すぐできる対処法7選を解説します。
なお、最大約448万件という数字は報道で示された情報の件数であり、448万人の個人情報が漏えいしたと確定したものではありません。
ピザハットもサイバー攻撃された?2026年10月に不正アクセスが発生
結論からいうと、ピザハットの日本国内向けオンライン注文サービスに関連するシステムで、不正アクセスが発生したことは事実です。
日本ピザハット株式会社は2026年10月23日、「個人データ漏えいにつながる不正アクセスに関するお詫びとお知らせ」を公式サイトに掲載しています。
10月19日に決済APIへの不正アクセスが発生
公式発表によると、2026年10月19日、第三者がオンライン注文サービスに関連する決済APIへ不正アクセスしました。
決済APIとは、オンライン注文などのシステム間で決済に関する情報をやり取りするための仕組みです。
今回の不正アクセスでは、顧客情報などを含むデータベースから、一部の情報が第三者によって取得されたことが確認されています。
ただし、現時点で攻撃者の身元や具体的な侵入経路、影響範囲の全容がすべて判明しているわけではありません。
10月23日に日本ピザハットが公式発表
今回の事件について、2026年10月24日時点で確認できる主な経緯は次のとおりです。
| 日付 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2026年10月19日 | 日本国内向けオンライン注文サービスに関連する決済APIへの不正アクセスが発生。データベースから一部情報が取得される |
| 2026年10月23日 | 日本ピザハットが不正アクセスと情報漏えいを公式発表 |
| 2026年10月24日時点 | 原因や影響範囲の詳細について調査が継続中 |
公式発表では、攻撃元IPアドレスのブロック、脆弱性への対応、個人情報保護委員会への速報を実施したことも説明されています。
今後、新たな調査結果が公表される可能性があるため、利用者は公式サイトの情報を確認することが大切です。
最大約448万件の情報流出の可能性とは?
ANNなどの報道では、最大約448万件の情報が流出した可能性があると伝えられました。
ここで注意したいのは、「情報の件数」と「被害に遭った人数」は同じとは限らないという点です。
また、最大約448万件のすべてについて、同じ種類の個人情報が漏えいしたと確認されたわけでもありません。
日本ピザハットの公式発表では、一部情報の漏えいが確認されている一方、対象範囲の詳細については引き続き調査中とされています。
ピザハットで漏えいが確認された個人情報は何?
今回の事件で特に気になるのは、「どのような情報が外部に漏れたのか」という点でしょう。
2026年10月23日付の日本ピザハットの公式発表では、次の6項目が外部への漏えいを確認した情報として挙げられています。
| 情報の種類 | 公式発表での状況 |
|---|---|
| お客様ID | 漏えいを確認 |
| メールアドレス | 漏えいを確認 |
| 電話番号 | 漏えいを確認 |
| 削除済みのお客様情報に関する記録 | 漏えいを確認 |
| セッションログイントークン | 漏えいを確認 |
| 取引記録 | 漏えいを確認 |
ただし、これら6項目のすべてが、すべての利用者について漏えいしたと公表されているわけではありません。
お客様ID・メールアドレス・電話番号
お客様IDは、サービス内で利用者を識別するための情報です。
メールアドレスや電話番号が第三者に知られると、ピザハットを装った不審なメールやSMS、電話による連絡に悪用される可能性があります。
例えば、「注文の確認が必要です」「支払いに問題があります」などと案内し、偽サイトへ誘導する手口が考えられます。
ただし、こうした詐欺は想定される二次被害の例であり、今回の事件で実際に発生したと確認されたものではありません。
削除済みのお客様情報に関する記録
公式発表には「削除済みのお客様情報に関する記録」も含まれています。
そのため、過去にピザハットの会員情報を削除した方も、今回の事件を完全に無関係とは考えない方がよいでしょう。
ただし、削除済みのどの情報が、どの程度残っていたのかについては、公式発表だけでは詳細を判断できません。
「退会した人の情報がすべて漏れた」という意味ではないため、今後の調査結果を確認する必要があります。
セッションログイントークン
今回の公式発表で注意したいのが、セッションログイントークンの漏えいです。
セッションログイントークンとは、一般に、サービスがログイン状態を管理するために利用する情報の一種です。
仕組みや有効期限、サーバー側の制御方法によっては、トークンの悪用がアカウントへの不正アクセスにつながる可能性もあります。
ただし、今回漏えいしたトークンが実際に悪用できる状態だったのか、無効化されたのか、アカウントの不正利用が発生したのかについては、公式発表から断定できません。
したがって、「トークンが漏えいした=第三者が必ずログインできる」というわけではありません。
心配な方は、公式サイトやアプリからアカウントの状態を確認し、必要に応じて公式窓口に問い合わせましょう。
取引記録
公式発表では「取引記録」も漏えいが確認された情報に含まれています。
ただし、取引記録の具体的な項目については、現時点の公式発表では詳しく説明されていません。
注文した商品、日時、金額などが含まれていたと断定することはできないため、今後の追加発表を待つ必要があります。
クレジットカード情報や氏名・住所は漏えいした?
オンライン注文を利用した方にとって、クレジットカード情報や住所への影響は特に心配な点です。
クレジットカード情報は含まれていないと公式発表
日本ピザハットは、2026年10月23日の公式発表で、漏えいした情報にクレジットカード情報は含まれていないと説明しています。
今回、不正アクセスを受けたのは決済APIに関連するシステムですが、決済APIが攻撃されたからといって、カード番号そのものが流出したとは限りません。
現時点では、今回の事件によってクレジットカード番号やセキュリティコードが漏えいしたと断定する根拠はありません。
ただし、今回の事件とは別の原因による不正利用の可能性まで否定できるわけではありません。心配な場合はカード利用明細を確認しましょう。
氏名・住所は漏えいしていないと報道
ANNの報道では、氏名と住所についても漏えいしていないと説明されています。
ただし、日本ピザハットの10月23日付公式発表では、クレジットカード情報とは異なり、氏名・住所について個別の明示的な説明は確認できません。
そのため、本記事では「氏名・住所は漏えいしていないと報じられている」という表現にとどめています。
今後、公式の追加発表があれば、その内容を優先して確認することが重要です。
ピザハットで勝手に注文される?アカウント不正利用の可能性は?
利用者の中には、「自分のアカウントで勝手にピザを注文されるのでは?」と心配する方もいるでしょう。
ANNの報道では、ピザハット側が今回の事件による第三者の勝手な注文について「想定していない」と説明したと伝えられています。
また、日本ピザハットは10月23日付の公式発表で、本件に起因する二次被害は現時点で確認されていないとしています。
一方で、今回漏えいした情報にはセッションログイントークンが含まれています。
そのため、利用者としては「不正注文がすでに発生した」と決めつける必要はありませんが、アカウントに不審な動きがないか注意することは有益です。
注文履歴に身に覚えのない注文がある場合や、ログイン状態に異常を感じた場合は、メールに記載されたリンクではなく、公式サイトや公式アプリから確認してください。
ピザハットの個人情報流出でどんな二次被害が考えられる?
今回の事件で注意したいのは、漏えいした可能性のある連絡先情報などを悪用した詐欺です。
日本ピザハット自身も、不審なメールやSMS、電話による連絡に注意するよう呼びかけています。
ピザハットを装うフィッシングメール
例えば、次のような内容のメールが届く可能性があります。
- 「注文内容に問題があるため確認してください」
- 「返金手続きが必要です」
- 「アカウントを再認証してください」
- 「お詫びのクーポンを配布しています」
これらは想定される詐欺メールの例であり、今回の事件で実際に送信されたと確認したものではありません。
偽サイトでパスワードやクレジットカード番号を入力してしまうと、今回の漏えいとは別に重要な情報を盗まれるおそれがあります。
SMSや電話によるなりすまし
電話番号が漏えいした場合、SMSや電話を利用したなりすましにも注意が必要です。
「ピザハットのサポートセンターです」「返金のために認証コードを教えてください」などと連絡があっても、安易に応じないでください。
特に、SMSで届いた認証コードやパスワードを第三者に伝えることは避けましょう。
他のサービスへの不正ログイン
今回の公式発表では、パスワードそのものが漏えいした情報として列挙されているわけではありません。
ただし、メールアドレスが知られることで、他の流出済みパスワードとの組み合わせを試す不正ログインなどが懸念されます。
複数のサービスで同じパスワードを使用している場合は、この機会に見直すことをおすすめします。
関連記事:パスワードが流出したか確認する方法!使い回しの危険性と変更手順
ピザハット利用者が今すぐできる対処法7選
ここからは、ピザハットのオンライン注文サービスを利用したことがある方に向けて、実践しやすい対処法を7つ紹介します。
対処法1:ピザハットの公式発表を確認する
最初に、日本ピザハットの公式サイトで最新情報を確認しましょう。
今回の事件は調査が続いているため、影響範囲や利用者への案内が今後更新される可能性があります。
日本ピザハット公式|個人データ漏えいにつながる不正アクセスに関するお詫びとお知らせ
検索結果やSNSの投稿だけで判断せず、公式発表を優先することが大切です。
対処法2:不審なメールやSMSのリンクを開かない
ピザハットを名乗るメールやSMSが届いても、すぐにリンクを開かないようにしましょう。
特に、返金、アカウント停止、支払いエラー、限定クーポンなどを口実にした案内には注意が必要です。
本物か判断できない場合は、メール内のリンクを使用せず、公式サイトや公式アプリを自分で開いて確認してください。
添付ファイルも不用意に開かないことが重要です。
対処法3:パスワードの使い回しを見直す
ピザハットと他のサービスで同じパスワードを使っている場合は、使い回しをやめることをおすすめします。
今回の公式発表でパスワード漏えいが確認されたわけではありませんが、アカウントを守るための予防策として有効です。
パスワードを変更する場合は、メール内のリンクではなく公式サイトや公式アプリから操作しましょう。
また、セッションログイントークンの漏えいも公表されているため、ログイン状態に不安がある場合は、公式窓口にセッションの無効化など必要な対応を確認するとよいでしょう。
なお、パスワード変更だけで漏えいしたトークンが必ず無効になるとは限りません。
対処法4:メールアドレスの流出状況を確認する
自分のメールアドレスが過去の情報漏えい事件に含まれていないか、確認できるサービスもあります。
ただし、こうしたサービスに今回のピザハットの情報がすぐ反映されるとは限りません。
検索結果に表示されなかったとしても、今回の事件で情報が漏えいしていないと証明されたわけではない点に注意してください。
関連記事:自分のメールアドレスが流出しているか確認する方法!無料チェックサイトを紹介
対処法5:注文履歴やカード利用明細を確認する
ピザハットのアカウントを利用している方は、公式サイトや公式アプリから注文履歴を確認しましょう。
また、クレジットカード情報は今回の漏えいに含まれていないと公式発表されていますが、念のためカード利用明細を定期的に確認しておくと安心です。
身に覚えのない注文や請求が見つかった場合は、注文先やカード会社に速やかに相談してください。
対処法6:不審な連絡や被害の証拠を保存する
不審なメールやSMSが届いた場合は、送信元、受信日時、本文、リンク先の表示などを記録しておきましょう。
すでに偽サイトで情報を入力してしまった場合は、利用したサービスのパスワード変更やカード会社への連絡などを優先してください。
そのうえで、スクリーンショットなどを保存しておくと、相談時に役立つ場合があります。
対処法7:被害が疑われる場合は公式窓口や関係機関へ相談する
今回の事件について日本ピザハットは、次の問い合わせ窓口を案内しています。
- 日本ピザハットお問い合わせ窓口:0120-679-023
- 受付時間:10:00~19:00
- お問い合わせフォーム:https://www.pizzahut.jp/faq
不正なカード請求がある場合はカード会社へ、金銭被害や詐欺が疑われる場合は警察や消費生活センターなどにも相談しましょう。
個人情報の漏えい時に何をすべきか詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
関連記事:個人情報が漏えいしたらどうする?被害を防ぐための対処法7選
ピザハットのオンライン注文や店舗営業はどうなる?
今回の事件を受け、「ピザハットで注文しても大丈夫なのか」「店舗は通常どおり営業しているのか」と気になる方もいるでしょう。
2026年10月23日付の公式発表では、不正アクセスへの対応や原因調査について説明されていますが、全国の店舗が営業停止になったといった案内は確認できません。
ただし、オンライン注文サービスの個別の利用状況や、すべての店舗の営業状況まで保証するものではありません。
注文する場合は、公式サイトや公式アプリでサービスの利用状況を確認してください。
不審なメールやSMSに記載された注文ページにはアクセスせず、正規のサービスを利用することが重要です。
ピザハットのサイバー攻撃に関するよくある質問
Q1:ピザハットで個人情報が漏えいしたのは本当ですか?
はい。日本ピザハットは2026年10月23日、第三者による不正アクセスがあり、顧客情報の一部が漏えいしたことを公式に公表しています。
Q2:約448万人の個人情報が流出したのですか?
いいえ。報道されている最大約448万件は情報の件数であり、約448万人の情報が漏えいしたと確定した数字ではありません。
Q3:クレジットカード番号も漏えいしましたか?
日本ピザハットは、今回漏えいした情報にクレジットカード情報は含まれていないと説明しています。
Q4:過去に退会した人も影響を受けますか?
公式発表では「削除済みのお客様情報に関する記録」も漏えいした情報として挙げられています。ただし、どのような削除済み情報が対象となったか、詳細は公表されていません。
Q5:パスワードを変更すれば安全ですか?
パスワードの使い回しを見直すことは有効ですが、今回漏えいが確認されたセッションログイントークンへの対応として、パスワード変更だけで十分かどうかは断定できません。必要に応じて公式窓口に確認してください。
Q6:ピザハットを装った不審メールはすでに出回っていますか?
日本ピザハットは不審なメールやSMS、電話への注意を呼びかけていますが、2026年10月23日付の公式発表では、今回の事件に起因する二次被害は確認されていないとしています。
Q7:今回の事件はランサムウェア攻撃ですか?
公式発表では第三者による不正アクセスと情報取得が説明されていますが、ランサムウェア攻撃だったとは明示されていません。攻撃手法を断定しないことが適切です。
まとめ|ピザハットで最大約448万件の情報流出の可能性!利用者は不審な連絡に注意
2026年10月、ピザハットの日本国内向けオンライン注文サービスに関連するシステムで、不正アクセスが発生しました。
日本ピザハットは、2026年10月19日に決済APIが不正アクセスを受け、顧客情報を含むデータベースから一部情報が取得されたことを確認しています。
今回のポイントをまとめると、次のとおりです。
- 2026年10月19日に決済APIへの不正アクセスが発生した
- 10月23日に日本ピザハットが情報漏えいを公式発表した
- 報道では最大約448万件の情報流出の可能性が伝えられた
- お客様ID、メールアドレス、電話番号、削除済み情報に関する記録、セッションログイントークン、取引記録の漏えいが確認された
- クレジットカード情報は漏えいした情報に含まれていないと公式発表された
- 氏名・住所についても漏えいしていないと報じられている
- 10月23日付の公式発表では、本件に起因する二次被害は確認されていない
- 不審なメール・SMS・電話への警戒が必要
現時点では、利用者全員が不正注文や金銭被害に遭うと考える必要はありません。
一方で、メールアドレスや電話番号などの漏えいが確認されているため、ピザハットを装った詐欺や不審な連絡には十分注意してください。
また、今回の事件は調査が続いています。最新情報については、日本ピザハットの公式発表を確認することをおすすめします。
なお、2026年に発生した他の企業のサイバー攻撃や情報漏えい事例については、次の記事でも紹介しています。
関連記事:2026年サイバー攻撃を受けた企業一覧!情報漏えい・不正アクセス事例まとめ
参考資料・出典
- 日本ピザハット株式会社「個人データ漏えいにつながる不正アクセスに関するお詫びとお知らせ」(2026年10月23日)
- テレビ朝日系ANN報道「ピザハットで約448万件流出か オンライン注文サービスに不正アクセス」(2026年10月23日)
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「不正アクセスによる漏えい等の事案を踏まえ、速やかに実施すべき対策等について」
- JPCERT/CC「直近で相次いでいる国内組織における不正アクセスに関する注意喚起」
※本記事は2026年10月24日時点の公式発表・報道に基づいて作成しています。事件の原因、影響範囲、利用者への対応などは今後変更・更新される可能性があります。

